フランス語の本の読書記録 : Archives [ 2007年12月 ]

フランス語の小説、漫画、エッセイ等の読書の記録

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ヨーロッパ滞在中又は予定の男性にお勧めしたいサバイバル・ガイド

21:59

「Guide de survie de l'homme moderne : Comment nouer sa cravate et autres choses à savoir faire pour être un homme parfait」
表紙写真guide de survie hommes modernes
著者 : Nick Harper
翻訳 : Sylvaine Pascual
出版社: City éditions
本の種類 : ハードカバー(13x3x19)
ページ数: 211頁
分類: 実用書、仏訳本

このブログでは、原則として、原語がフランス語の本を紹介する事にしているのですが、とっても面白かったので、例外として、昨日に続いて今日も、原語がフランス語でない本の紹介をします。 

それは、インターネットを自由自在に使えても、セントラルヒーティングの排水が出来ないため、義父から冷たい目で見られてしまった著者が、同類の現代に生きる男性に向けて送る、現代に生きる男達へのサバイバル・マニュエル「Guide de survie de l'homme moderne」。

この記事のおしまいに、転載した目次を見てくだされば、一目瞭然だと思いますが、
「コンセントの交換の仕方」
「エレガントにシャンパンの栓を抜く方法」
「おむつの変え方」
「ネクタイの結び方」
「詰まったトイレの直し方」
「自転車のパンクの修理法」

等の、人に聞くのは恥ずかしいけど、ヨーロッパで生活してゆく上では、いつかは必要になる、そんな実用的なノウハウから、

「溺れている人を助ける方法」
「走っている電車からの飛び降り方」
「緊急の場合、子供の出産の手助けの方法」
「どろぼうにタックルする方法」
「火柱になってしまった時の消火方」など、

インディアナ・ジョーンズではあるまいに、誰がこんなノウハウ必要とするか!
又は、こんな事使う羽目になりたくない!

と言いたくなるようなノウハウまで、色とりどりのノウハウが収録されています。

どの章も、ユーモアタップリに書かれているので、ただのガイドとしてだけではなく、ちょっとした軽い読み物としても、読める、そんな洒落た本です。

もちろん、ユーモアたっぷりだからといっても、書かれている内容がいい加減なんてことはありません。
どのノウハウも、その道の専門家の監修の元に書かれているので、アドバイスの内容そのものは、しごく真面目で、適切。

そして、実用を第一に考えて、簡潔に、そして、ポイント、ポイントにイラストを入れて説明しているので、一目瞭然、『これなら猿でもわかる!』のではないかと思われる、親切さ。

ヨーロッパで暮らしてゆく上、知っていると便利なノウハウと、多分、生涯使うことのないノウハウが満載されている、ガイドブックなので、ヨーロッパに長期滞在を考えている日本人男性(そして、女性)に是非、お勧めししたい一冊です。

あ、それから、『まえがき』には、
『本書のアドバイスの実施により発生した怪我もしくは死に関して、著者、本書の執筆に関係したスペシャリスト及び出版社は、一切に責任を負いません』
という、絶対不可欠な注意が書かれている上、ユーモアたっぷりで、笑えるので、飛ばさないでちゃんと読んでね。

目次

Introduction
Comment... changer une prise
Comment... avoir une bonne poignée de main
Comment... choisir de fleurs
Comment... découper un poulet comme un pro
Comment... dégrafer un soutien-gorge d'une seule main
Comment... faire un feu avec deux bouts de bois
Comment... surmonter la gueule de bois
Comment... ouvrir une noix de coco
Comment... porter un bléssé comme les pompiers
Comment... purger un radiateur
Comment... communiquer en morse
Comment... faire un bon discours quand vous êtes témoin du marié
Comment... réussir l'épreuve du marteau
Comment... descendre un mètre de bière
Comment... faire un noeud papillon
Comment... tondre la pelouse
Comment... changer une couche
Comment... faire des ricochets
Comment... éteindre un énorme feu
Comment... acheter un costume qui vous va bien
Comment... démarrer une voiture quand la batterie est mort
Comment... déboucher une bouteille
Comment... être un parfait gentlemen
Comment... plaquer un voleur comme au rugby
Comment... faire des ronds de fumée
Comment... réussir la manoeuvre de Heimlich
Comment... survivre en prison
Comment... pêcher un poisson avec un bout de ficelle
Comment... sauver quelqu'un de lq noyade
Comment... mettre un enfant au monde en cas d'urgence
Comment... tenir un bébé convenablement
Comment... faire croire que vous vous y connaissez en vin
Comment... faire un dérapage contrôlé
Comment... enfoncer une porte fermée à clé
Comment... faire un noeud de cravate
Comment... acheter une voiture d'occasion
Comment... déboucher les WC
Comment... éteindre l'incendie quand vous vous transformez en torche humain
Comment... repasser une chemise
Comment... plonger comme Tazan
Comment... faire briller des chaussures avec de la salive
Comment... calmer un bébé qui pleure
Comment... se raser au coupe-chou
Comment... déchirer un annuaire à main nue
Comment... fabriquer un arc et des flèche
Comment... tirer à l'arc
Comment... recharger une batterie de voiture
Comment... pratiquer le bouche à bouche
Comment... faire un feu
Comment... plonger dans la foule
Comment... gagner au bras de fer
Comment... faire fuir un animal dangereux
Comment... faire des noeuds qui tiennent
Comment... lancer comme un vrai mec
Comment... se diriger grâce aux étoiles
Comment... sauter d'un train en marche
Comment... faire un barbecue comme un homme
Comment... encaisser un coup de poing
Comment... soigner une mauvaise coupure
Comment... découper un poisson
Comment... lancer un boomerang
Comment... arracher une dent
Comment... réussir un tour de cartes
Comment... siffler entre ses doigt
Comment... survivre à un incident automobile
Comment... décortiquer un homard
Comment... réparer un pneu de vélo crevé
Comment... faire cuire le poisson attrapé page 89(et vidé page 174)
Comment... préparer un cocktail qui tue
Comment... réparer un robinet qui fuit
Comment... changer une roue
Comment... lui acheter un cadeau qui lui ferq vraiment plaisir, pour une fois
Comment... nettoyer les vitres comme un pro
Comment... danser
Comment... valser comme un gentleman
Comment... danser la bourrée
Remerciements

【こんな人にお勧め】
ヨーロッパに長期滞在を考えている方。 日常知っておくと役に立つ事もあるかもしれないノウハウが満載されている本を読んでみたい方。

【きわめて個人的な本の評価】
作品評価 :(4/5)
フランス語難易度 :(3/5)易<難
読みごこち :(4/5)難<易


【関連記事】
実用書

2010年11月11日に一部加筆修正。

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シュールレアリズムの影響が感じられるポーランドの漫画

01:41

♥ Coup de coeur ♥
表紙写真 Achtung zelig「Achtung Zelig !」

ストーリー : Krystian Rosenberg
作画    : Krzysztof Gawronkiewicz
彩色    : Graza
分類 : 独創的な漫画、お勧め漫画、仏訳本

出版社  : Casterman
本の種類 : ハードカバー(24x1x32)
ページ数 : 56頁


強制収容所へ送られる途中、列車から飛び降りることに成功したユダヤ系ポーランド人親子 Zelig は、深い霧の中を闇雲に歩き回っていた。  そして、霧が晴れ始めた彼らの前に姿を現したのは、とんがり帽子をかぶった小人が指揮するドイツ軍小隊だった。

「堂々としていれば、なんとかなる」

という父親の言葉にすがり、さりげなく、兵隊の前を通ろうとした Zelig 親子に、隊長は、二人のユダヤ人の逃亡者を探していると告げる。

「それなら、もう、探す必要はない、我々が、Zelig 親子だ」

と言った父親の言葉をジョークだと勘違いし、彼のユーモアのセンスに感服した隊長は、二人をお茶に招待することにする。


このブログでは、フランス語が原語の本を主に紹介しているのですが、今日、紹介するのは、ポーランドの漫画です。

とっても不思議な作品。
ちょっとページをめくって見ると、暗い感じの絵に、多めのテキスト、のとっつき難い、ちょっと読む事をためらってしまう、タイプの作品です。
私は、どこかでチラッと読んだ、雑誌で、どこかの書店の店長が今月のお勧め本に選んでいたのを覚えていたため、この漫画を読む気になりました。

ところが、作品を読み終わり、本を閉じた後、

これは、すごい作品!チョット見に惑わされて、今まで読まなかった私は馬鹿だった。

と、臍をかみました。

風刺と、不条理と、ユーモアがごちゃまぜになった、風変わりで、きちがいじみているけれど、だけど、どこか心和む、不思議な魅力に溢れている漫画。

シュールレアリズムの再来!

とでも、言ったらいいのでしょうか?

私は、「ゴトーを待ちながら」や「鏡の国のアリス」を読んだときに味わったのと同種の興奮を味わうことが出来ました。
漫画をエンターテイメントの枠を超え、芸術(?)にまで、押し上げた作品だと言っても過言ではないかと思います。
ポーランド漫画って、こんなにすごい作品があるなんて、ビックリ。  他の作品も読んでみたいなぁと思いました。

【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 4/5
ストーリー    : 5/5
グラフィック   : 3/5
フランス語難易度 : 3/5(易<難)
読みごこち    : 3.5/5(難<易)

2010年7月5日に一部加筆修正。 2013年3月30日にレイアウト修正。

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くら~いフランスの田舎を舞台にしたノワールな漫画

02:53

表紙写真 zoe「Zoé」

著者 : Christophe Chabouté
分類 : サスペンス漫画、ホラー漫画、ノワール、白黒漫画

出版社  : Vent d'Ouest
ISBN   : 2-86967-892-4
本の種類 : ソフトカバー(23x2x32)
ページ数 : 118頁


10年の懲役を終え、出所した Zoé は、祖母が彼女に残した家に住むため、田舎の村にやってくる。   陰気な雰囲気が漂う、ちっぽけな田舎の村の住民達は、とても閉鎖的だが Zoé は、気にしない。

村長の頭の回転が鈍い息子 Hugo と仲良しになり、彼に村を案内してもらったZoé。 そんな彼女に、村人の一人が、魔女を火あぶりにするお祭りがあり、村人がみんな集まるので、見に来ないかと誘う。


陰気な田舎の村を舞台に展開する、ノワールな漫画。
ページをめくるにつれ、少しずつ、いやぁな感じが高まり、読者を不安に陥れて行きます。 Chabouté 氏は、この手の、いやぁな感じを少しずつ盛り上げてゆくホラー的なテクニックに、本当に長けていると、再度、実感しました。


救いの見えない、袋小路のような暗さが漂う、白黒漫画。  だけど不思議な事に、陰鬱な読後感がないのは、作中に漂う、詩的な香りのせいかもしれません。

【こんな人にお勧め】
フランス語初心者。 グロテスクでないホラー漫画を読みたい方。

【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 3/5
ストーリー    : 3/5
グラフィック   : 3/5
ストーリーボード : 5/5
フランス語難易度 : 1/5(易<難)
読みごこち    : 5/5(難<易)

【関連記事】
著者名別索引・BD 【著者名 C】Christophe Chabouté

【外部リンク】
「La bête」「Plein lune」「Zoé」が一冊になった「Zoé ; Sorcières ; Pleine Lune ; La bête」のアマゾン・フランスの頁

2010年5月7日に一部加筆修正。 2013年5月24日にレイアウト修正。

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ちょっと哲学的な香りのする しゃれたフランス現代小説

01:37

♥ Coup de coeur ♥
表紙写真 chaussure sur le toi「La chaussure sur le toit」

著者 : Vincent Delecroix
分類 :  短編集、お勧め本

出版社  : Gallimard
本の種類 : ソフトカバー(14x1x21)
ページ数 : 218頁


パリの北駅の近くにある、アパートメントの屋根の上に、理不尽に置かれた片方の靴。
この靴を中心に展開する、10篇の短編小説が収録された、連作短編集。

真夜中に目を覚ましてしまった娘をなだめようと苦労する寝ぼけまなこのサラリーマン、

アパートの一室に不法侵入した一人の男、

真夜中に、アパートの屋根によじ登る二人の泥棒、

テレビの教養番組の本番中に、『声』聞き、自分の真の使命に気づいたため、マスコミから退き、世間との係わりを一切経って、アパートに引きこもり、哲学的思索を続ける、かつて世間から持てはやされていた知識人、

あるパーティーで出会った『運命の女性』を忘れることが出来ない男、

次第に偏屈になり、人嫌いになってゆく飼い主を心配する愛犬、

夫に先立たれた孤独な未亡人、

等々の、様々な人々(と1匹の犬)を主人公として、書かれた10個のエピソードが収録されています。

様々な問題を抱えている人たちの心の内を語る事で、著者は、人間が生きてゆく上で直面せざるを得ない、自と他の関係と孤独をほのかに匂わせてながら、お話しを進めて行きます。 どのエピソードにも、普段は隠れている人間(や犬←しつこくてゴメン)の奥底がちらっと顔を覗かせる、奥行きの深い作品。 そして、その奥行きの深さに加え、一つのエピソードが、どこかで、後から出て来るエピソードと、つながりを見せてくるのが、この短編集の魅力となっています。

屋根の上に置き忘れられた靴を見ながら、様々な人生を語った、ちょっと哲学的な香りのする、しゃれたフランス現代小説でした。

【きわめて個人的な本の評価】
作品評価     : 4/5
フランス語難易度 : 3/5(易<難)
読みごこち    : 4/5(難<易)

【関連記事】
著者名別索引・小説 【著者名 D】Vincent Delecroix

【外部リンク】
ペーパーバック版「La chaussure sur le toit」のアマゾン・フランスの頁

2010年7月5日に一部加筆修正。2013年3月30日にレイアウト修正。

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現代の吸血鬼を巡るバンド・デシネ「Volunteer」第3巻

22:20

♥ Coup de coeur ♥
表紙写真 voluteer3「Volunteer, Tome 3 :」

ストーリー : Muriel Sevestre
作画・彩色 : Benoît Springer
分類 : サスペンス漫画、ファンタスティック系漫画、お勧め漫画

出版社  : Delcourt
本の種類 : ハードカバー(23x1x32)
ページ数 : 72頁


吸血鬼の頭領の Lord Rutter から、追われる身となった Ruby。

Ruby を捕らえた Lord Rutter のライバルの吸血鬼の一族、O'Brandy は、彼女を餌に、Lord Rutter と取引しようと目論むが、取引現場に現れた Prométheus により、Ruby は救い出される。

一方、Hercule は、Prométheus が、彼の妹と吸血鬼の間に生まれた、Vampiritch と呼ばれる、吸血鬼でも人間でもない存在であると、Volunteer に、告白する。

彼女の雇い主である Loyd が、一連の事件に深く係わっている事を確信した Volunteer は、Hercule と共に Loyd の事務所へ足を運ぶが、事務所は、何者かの襲撃を受けた痕跡生々しく、Loyd の手下らの死体が床に転がっていた。

そこで、Volunteer は、瀕死状態の Loyd を見つける。
Loyd は、Volunteer に、これが Ruby の仕業である事を告げ、彼女に1束のファイルを渡す。

その時、Lord Rutter の手の者らが事務所に現れるが、Hercule と Volunteer は、捕まる寸前のところで、何とか逃げ出すことに成功する。
Loyd から渡されたファイルを読んだ、Volunteer は、長年に渡り、自分が、Loyd から監視されていた事を知ると共に、失われた過去の記憶を思い出す。


ひやぁー!!!
これは、スゴイ漫画!!!

抜群に面白くて躍動感の溢れるストーリー、
読者を惹きつけて、ラストまで離さない、優れたストーリーの構成、
センスが良くて、オリジナリティーが感じられるグラフィック、
流れるような、心良い読み心地、
そして、何よりもラストが圧巻!!!

最後の頁を読んだときには、胸が絞られるようは切ない想いを味わいました。

今まで、読んだり見たりした、吸血鬼物では、一番感動した作品。
行間に溢れている、著者の、異形のものたちに対する慈悲にも似た視線に、ひどく心を動かされました。

新しい息吹の感じられるフランス漫画を読んで見たいとお思いの方には、自信を持ってお勧めできるシリーズです。

【こんな人にお勧め】
良質のサスペンス漫画をお探しの方。  現代の吸血鬼を題材にした漫画を読みたい方。
 
【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 5/5
ストーリー    : 5/5
グラフィック   : 4/5
フランス語難易度 : 2.5/5(易<難)
読みごこち    : 4/5(難<易)

【関連記事】
  • 「Volunteer, Tome 1」
  • 「Volunteer, Tome 2」

2010年7月5日に一部加筆修正。 2013年4月10日にレイアウト修正。

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ジャンル : 本・雑誌
テーマ : BD(フランス漫画)
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構成巧みなファンタスティック・ミステリー漫画「Mobilis」シリーズ第3巻

01:36

表紙写真Mobilis3「Mobilis, tome 3 : Manipulations minutieuses」

ストーリー : Andreas
作画・彩色 : Christian Durieux
分類 : ファンタスティック系漫画、サスペンス漫画

出版社  : Delcourt
本の種類 : ハードカバー(23x1x32)
ページ数 : 48頁


昏睡状態に、陥り、緊急入院した Benjamin Trap。
昏睡状態から覚めたもの、半身不随になってしまった Benjamin Trap の世話をするために、Sylvia は、屋敷を後にした。

Sylvia が去った後、手持ち無沙汰な Ross に、Herch 将軍は、以前、Ross が基地で、目に留めた、部外者以外立ち入り禁止の建物を見学しないかと誘いをかける。

その建物の中では、空から、落下し、半分が破損した物体が保管されており、軍のエンジニアが物体を再現しようと試みていた。 このプラスチックで出来ている、パズルの様な奇妙な物体に魅せられた Ross に、 Herch 将軍は、物体を再現する手伝いをしないかと提案する。 そして、軍のエンジニア達が驚くほど、Ross は、器用に、パズルを組むように、物体を再現して行く。


「Mobilis」の最終巻。
「Mobilis」シリーズ最終巻となるこの第3巻を読むまで、話の行方が全く見えなかったので、チョット心配しましたが、その懸念を見事にぶっ飛ばしてくれた、構成巧みなファンタスティック・ミステリー漫画。

巧緻なストーリーもなかなかのものですが、このストーリーをさりげなく、あっさりと漫画に載せた、作画センスもなかなかのもの、と感嘆の念がもれました。

ページを閉じた後に、あれこれと、想像をふくらませる楽しみを与えてくれる、快い謎も、作品の魅力を増大させています。

あまり、大きな期待をかけずに読み始めたのですが、期待以上の手ごたえを残してくれたシリーズでした。   少々、重厚さに欠けているため、好みより評価の分かれるタイプの作品だと思いますが、すらっと、心の間に入り込んでしまう、そんな不思議な魅力を持っているバンドデシネです。

【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 4/5
ストーリー    : 4/5
グラフィック   : 3.5/5
フランス語難易度 : 2/5(易<難)
読みごこち    : 4/5(難<易)

【関連記事】
  • 「Mobilis. 1, Heurts」
  • 「Mobilis, tome 2 : Seconde chance」

2010年8月17日に一部加筆修正。 2013年4月27日にレイアウト修正。

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パリの女性路上生活者の手記

07:08

♥ Coup de coeur ♥
表紙写真 jhabite en bas de chez vous「J'habite en bas de chez-vous」

著者 : Brigitte & Véronique Mougin
分類 : ノンフィクション、お勧め本

出版社  : Pocket
本の種類 : ペーパーバック ソフトカバー(14x1x21)
ページ数 : 243頁


このノンフィクションのヒロイン、Brigitte は、2003年12月5日の夜、身も心も、そして貯金まで捧げ、2年近く供に暮していた同棲中のパートナーの暴力に、生命の危険を感じ、ハンドバック一個を持ち、家を逃げ出します。
そして、夜中、町を彷徨ったあげく、公園のベンチで夜を明かします。

翌日、唯一の肉親であるけど、あまり行き来のない妹に、公衆電話から電話をかけますが、
「生憎、今夜はお客さんを招待しているので、泊める事は出来ない」
と、答えられてしまいます。
恋人の仕事を手伝うため、退職し、彼に貯金まで貢ぎ、そんな彼女を見かね、忠告した友人達を遠ざけてしまった Brigitte は、自分には頼れる人がいないことに気がつきます。

仕方がなく、ベンチへ後戻り。 しかし、酔っ払いにからまれ、身の危険を感じ、途方に暮れた Brigitte は、警察へ足を向けます。
そこで、警官から、「115番へ電話しなさい」と言われた、Brigitteは唖然とします。 115番は、ホームレスのためのSOSフリーダイアル。 

「私は、浮浪者なんかじゃない」

そんな彼女に、警官は、住居のない女性のためのセンターに電話をかけ、センターの住所を渡し、そこに問い合わせるよう、勧めました。  寒い町を歩き、やっとの事で、センターに辿り着き、身分証明書を提示し、身上を説明しますが、係員の親切な女性の口から出たのは、

「現在満員なので、空きが出来たら電話します」

という冷たい言葉。
仕方がないので、警察へ逆戻り、警官は、今度は、115番に電話をかけますが、お話中で、つながりません。 そこで、警官は、所内に、簡易ベットを設置し、Brigitte に、そこで休むように促しました。

翌日、Brigitteは、市役所に行き、ケース・ワーカーに会いますが、
「市役所の管轄の住民でないなら援助できない」
と言われてしまいます。 
家出の原因の男が住む、以前住んでいた町に足を向ける事など、絶対にできないBrigitte は、再び、警察で、夜を過ごします。

「以前に住んでいた町の市役所に行けば何とかなるのでは」
という、アドヴァイスにすがり、翌日、Brigitte は、11区まで、とぼとぼと歩いて行きます。 市役所に入る勇気を振り起こそうとしているしている最中に、彼女は日曜日である事を思い出します。

途方に暮れた Brigitte の足は、11区の警察へ向かいます。 そこで、
「サン・アントワンヌ病院へ行きなさい」
と言われた Brigitte は、おずおずと、病院へ向かいます。 サン・アントワンヌ病院は、夜間の間のみに、ホームレスが眠れるように、病院の1区間を開放していたのです。
Brigitte は、床に置いた寝袋に包まり眠る人々を横目で見ながら、壁際に並べられたスチール椅子に座り、眠れない夜を過ごします。
そして、翌朝、Brigitte は、14歳の頃から放浪生活を送っている38歳のTom という路上生活者と出会います。


2003年12月から2005年2月まで、路上生活をした45歳の女性の手記。

薄幸の幼年時代、父親の死、自立、そして彼女を折檻し続けた母親の死、恋人との出会い、恋人との幸せな時期、そして、全てを棄てて、家出をしなければならなくなった経過、などが、作品の冒頭で語られます。

第6章からの、路上での生活を語った部分に比べると、この1~5章は、主人公の一方的な見解のみに基づき書かれているためか、読んでいて、少々、何かはっきりしない、もやもやみたいなものを感じずにはいられいませんでした。

だけど、第6章以降からは、語り手の視点が、幅、奥行き共に、広がりを見せ、ホームレスから見た、路上での生活の実態と、住む所のある者には、理解しがたい彼らの心理が、迫力とリアリティー一杯に、読む者の胸に迫ってきます。

路上生活から、おさらばするには、働かねばならない。 だけど、住居を持たない者には、仕事を見つけるチャンスは皆無、という矛盾に気づかされるBrigitte。

路上では、常に死と背中合わせ。 生き残ってゆくために、飢え、暴力、寒さから、身を守るため、ありとあらゆる知恵をしぼるBrigitte。

フランスのケース・ワーカーやお役所の無能さに激怒し、
ホームレスに食事を提供するものの、食事の前の祈りを強制する、宗教系のホームレス援助団体へ強い批判を向け、
彼女らがたむろしている、パリの高級住宅街の住人達が、ホームレスに暖かい援助をしているのに、同じ建物に住んでいる元大臣が、警官を派遣し、彼らを追い払おうとしたのを知り、憤慨する、Brigitte。

そして、アルコールとドラッグに溺れる仲間達を横目に見ながら、自分は常にクリーンであろうと決意し、何とか、普通の生活を掴もうと必死で努力する Brigitte。

そして、寒さと飢え、暴力、アルコールとドラッグの誘惑と戦いながら、路上生活者である彼女たちに好意を示してくれる人々に感謝すると同時に、無理解な人々の冷たい態度に耐え、友人達の死、路上生活を共にした恋人のアルコール中毒症治癒の挫折などの、数々の不遇と失望をも乗り越えて、ホームレス援助のNGOの助けにより、Brigitteは、やっとの事で、パートの仕事と人並みの住まいを手に入れ、新しい一歩を踏み出す事に成功します。

路上生活で、精神が粉々に砕かれ、自分のプライドのみを支えに生きていた Brigitteが、自分が路上から抜け出すためには、彼らの助けが必要だと認め、NGOの人たちの差し出す援助を受ける事を決意する下りは、感動的。

国民の税金で、給料をもらっているケース・ワーカー達の無能さに比べると、このホームレス救済団体の人々のホームレスの身になって物事を対処する、その辛抱強い、真摯な姿勢には、頭が下がりました。

又、この本を通して、定職を持っていても、収入が不十分だとみなされて、普通の住居を借りることが出来ないため、子供といっしょに、緊急宿泊センターに滞在している人々がいる事実や、保護を受ける権利を得るためには、4ヶ月以上、路上生活をしなければならない等という、言語同断の規則等、パリのホームレスが直面しなければならない、不可解な現実が存在する事を知りました。

日本と比較すると、社会福祉がかなり、発達しているフランスですら、この状況。 日本の路上生活者の事を考えると、暗澹とした気持ちになりました。

ホームレスの女性を主人公とした小説「Conte d'asphalte」は、私の人生観に大きなゆさぶりをかけた作品でしたが、この手記に比べると、そんな作品でさえ、色あせて見える程、心に迫ってくるノンフィクション。

私は、この本を読みながら、数えられないほど、涙を流しました。

最後のページを閉じた後、今度街角で、路上生活者にあったら、勇気を持って「Bonjour」と声をかけようと、密かに決心を固めました。

【こんな人にお勧め】
感動的なノンフィクションを読みたい方。

【きわめて個人的な本の評価】
作品評価     : 4.5/5
フランス語難易度 : 3/5(易<難)
読みごこち    : 4/5(難<易)

2010年6月30日に一部加筆修正。 2012年4月8日にレイアウト修正。

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構成巧みなファンタスティック・ミステリー漫画「Mobilis」シリーズ第2巻

01:34

表紙写真Mobilis2「Mobilis, tome 2 : Seconde chance」

ストーリー : Andreas
作画・彩色 : Christian Durieux
分類: ファンタスティック系漫画、サスペンス漫画

出版社  : Delcourt
本の種類 : ハードカバー(23x1x32)
ページ数 : 48頁


Benjamin Trap の屋敷に着いたものの、Benjamin の健康が優れないため、Ross は、Benjamin の屋敷で、暇を持ち余している。
そんな Ross に、Benjamin の若い妻の Syvia は、新興宗教の神父の彼女の父の手にある、ある物を奪い取ってくれと、Benjamin に懇願する。


第1巻に引き続き、なかなか思わせぶりなストーリー。
砂漠に囲まれた、プールのある瀟洒な屋敷のけだるい午後、そして、なにかが起こるような、かすかな予感。
そして、Ross を密かに監視する、軍関係者ら・・・

特別、これといった出来事は起こらないのですが、これは何かが起こる嵐の前の静けさ?

そんな、思わせぶりな雰囲気が、クセのない、線細のペンタッチのグラフックで展開します。

初めは面白くても、最後でコケル漫画がかなりあるので、次巻の最終巻で、どんな終わり方をするのか、ちょっと心配な気がしないでも・・・

【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 3.5/5
ストーリー    : 3.5/5
グラフィック   : 3.5/5
フランス語難易度 : 2/5(易<難)
読みごこち    : 4.5/5(難<易)

【関連記事】
  • 「Mobilis, tome 1 : Heurts」
  • 「Mobilis, tome 3 : Manipulations minutieuses」

2010年8月17日に一部加筆修正。 2013年4月27日にレイアウト修正。

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構成巧みなファンタスティック・ミステリー漫画「Mobilis」シリーズ第1巻

01:31

表紙写真Mobilis1「Mobilis. 1, Heurts」

ストーリー : Andreas
作画・彩色 : Christian Durieux
分類 : ファンタスティック系漫画、サスペンス漫画

出版社  : Delcourt
本の種類 : ハードカバー(23x1x32)
ページ数 : 48頁


作家志望で、パズルが趣味の Ross Nevada というぱっとしない男が、このサスペンス漫画の主人公。
Ross が小説を持ち込んだ出版社の編集長は、書き直しを命じるだけで、ちっとも彼の作品を出版しようとしない。 おまけに、Ross は、勤務先の広告会社から、首を言い渡されてしまう。 経済的に行き詰ってしまった Ross は、Benjamin Trap という実業家の自伝を書かないかという提案を引き受ける。

全3巻で完結の「Mobilis」シリーズ第1巻。
なめらかな読みごこちの漫画。  人物の描き方に、フランス漫画特有のクセがなく、かつ、背景の描き方も巧みなので、全く違和感を感じることがなく、作品に没頭する事が出来ました。

『意味深』という言葉がピッタリと来るようなストーリー。
おもわせぶりな、作中人物の言動に、好奇心をびしびし刺激され、思わず次巻へ手が伸びてしまいます。

【きわめて個人的な本の評価】
総合評価     : 3.5/5
ストーリー    : 3.5/5
グラフィック   : 3.5/5
フランス語難易度 : 2/5(易<難)
読みごこち    : 4.5/5(難<易)

【関連記事】
  • 「Mobilis, tome 2 : Seconde chance」
  • 「Mobilis, tome 3 : Manipulations minutieuses」

2010年8月17日に一部加筆修正。 2013年4月27日にレイアウト修正。

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サスペンス漫画
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冒険小説顔負けのワイルドなオーストラリア旅行記

02:03

「Nullarbor」
表紙写真Nullarbor
著者 : David Fauquemberg
出版社: Hoëbeke
本の種類 : ソフトカバー(14x2x22)
ページ数: 186頁
分類: 冒険小説

メルボーンの生活に決別する決心をした、主人公のフランス人は、ヒッチハイクで、西北を目指し、ピースまで行く事を計画する。

ナラボー平原の真っ只中にあるバーで彼を、ピックアップしたのは、トラック運転手にガンをつけたと勘違いされ、ボロに、されかけられた、ポンコツ自動車に乗った、ギリシャ語の教師Adam。
気はいいけれど、ドジで文無しに近い彼と共に、木一本生えていないナラボー平原を越え、税関を越え、やっとの事で、彼らは文明世界にたどり着く。

ここで、Adamと別れた主人公は、所持金が底をついたため、仕事を探す事にする。 安ホテルの主人が口にした、

「漁船では、いつも人不足なので、仕事は見つかるには見つかるが、仕事はきつくて、払いは悪いので、とてもじゃないけど、お勧めできない」

という、言葉を頼りに、港へ言った主人公は、『Perle des mers』という小さなマグロ漁船で働くことにしたのだが・・・


エコール・ノーマルを卒業して、哲学教師を経験した後、オーストラリアで2年間過ごした著者が自分の体験を元に書いた処女作。

とにかく、ものすごい迫力の小説。
オーストラリアの砂漠をヒッチハイクで横断したその旅行記なのですが、
本当の冒険小説とは、こういう小説の事!
と、言いたくなるほど、波乱万丈の旅行記です。

一本、生えていない壮大なナラボー平原の光景、
マグロ漁船での、野蛮な船長が指揮する釣りの壮絶な様子、
緊急の配達のため、2日半寝ずに、ニトログリセリンを乗せた大型トラックを運転するトラック運転士、等々、

人を寄せ付けない、厳しいオーストラリアの自然と、そして、その厳しい自然のせいで、頭のねじがどこか吹っ飛んでしまったのではないかと、言いたくなるような、狂気を内に秘めている人間達の様子が、力強い筆致で、展開します。

そして、最後に、主人公は、原住民と共に2日間過ごす観光ツアーに、飛び入りで参加し、その後も、彼らの元に留まる決心をするのですが、実際に原住民と共に生活した者でしか描きうる事の出来ない彼らの生活が、時には繊細に、時には、力強く描かれます。

この本、面白いのですが、一つの文章の長さが長めで、節が少ないので、読み心地はそれ程良いものではありませんでした。

又、無駄を最大限に省いた、エッセンスの濃い文章で書かれている上、状況説明に関しても饒舌とは言いがたいため、一つ一つの言葉に細心の注意を腹って読んでいないと、すぐに話の糸を失ってしまいます。

それから、これは、出版社の方への希望ですが、せめて、本の初めに、著者がたどった軌跡を記したオーストラリアの地図をつけておいて欲しかったと、思いました。

ですから、ふつうのエンタメ小説に比べて読むのに、かなり時間がかかりましたが、それでも、読み始めたら、本を手放すことの出来ない魅力に溢れている本でした。

上記の要素に加え、語彙がかなり豊富なため、フランス語初心者や、多読には、あまり向かないタイプの本ですが、

作り物でない現代の冒険小説を読んでみたい!

と、お思いの方いは、大いにお勧めできるタイプの本だと思います。

この作品は、冒険小説に贈られる、Nicolas-Bouvier賞を、受賞しています。

下記の書評サイトでは、著者による作品説明を聞くことが出来ます。

http://www.passiondulivre.com/livre-36237-nullarbor.htm

本書のペーパーバック版も出版されています。


【こんな人にお勧め】
ワイルドなオーストラリアを満喫できる小説を読みたい方。 冒険小説が好きな方。

【きわめて個人的な本の評価】
作品評価 :(4/5)
フランス語難易度 :(3/5)易<難
読みごこち :(2/5)難<易


2010年9月15日に一部加筆修正。

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