「Dieu en personne」
著者 : Marc Antoine Mathieu
著者 : Marc Antoine Mathieu
出版社 : Delcourt
本の種類 : ハードカバー(19x1x27)
ページ数 : 123頁
人口調査を受けるため、並ぶ人々のとてつもなく長い列にいた一人の男は、自分の番が来ると、机に座った役人に、自分は『神』であると名のる。
その後、この男は、病院に収容されるが、精神科医や、脳神経科により、人類を超越した存在である事が確認される。 そして、メディアや、世界は、『神』が地上に降りてきたと、湧き上がる。
さて本書は、なぜか、ある日突然、人類の前に姿を現した、『神』を巡る、人間達の反応を、描いた白黒漫画。 太いペンタッチで、描かれた、抽象的な感じのする、独特なグラフィックで、神を裁判にかけたり、神のロゴを作ったり、神の本を出版したり、神のテーマパークを作ったりする、人間達の姿を追いながら、作品は展開してゆきます。
『神』の存在を通じて、人間社会を風刺するというのが、本書の狙いのようですが、ラストは、中々面白いと思ったものの、人間風刺という点では、どちらかというと凡庸。 現代社会に対する風刺を、『神』に、当てはめただけで、内容そのものには、斬新さは感じられませんでした。 又、中身の無い、テキストが多すぎるように、私には、思われました。
人間にとっての『神』の定義、そして、現代社会風刺の、どちらの面でも、中途半端さばかりが、目立ってしまい、私は、好きになれませんでしたが、本書は、2010年に、『Grand Prix 2010 de la Critique Bande Dessinée (フランス漫画批評家&ジャーナリスト協会グランプリ)』を受賞しており、フランスでは、高い評価を受けています。
【きわめて個人的な本の評価】
【関連記事】
【外部リンク】
2010年10月21日に一部修正。 2013年5月22日に【外部リンク】追加及びレイアウト修正。
本の種類 : ハードカバー(19x1x27)
ページ数 : 123頁
人口調査を受けるため、並ぶ人々のとてつもなく長い列にいた一人の男は、自分の番が来ると、机に座った役人に、自分は『神』であると名のる。
その後、この男は、病院に収容されるが、精神科医や、脳神経科により、人類を超越した存在である事が確認される。 そして、メディアや、世界は、『神』が地上に降りてきたと、湧き上がる。
さて本書は、なぜか、ある日突然、人類の前に姿を現した、『神』を巡る、人間達の反応を、描いた白黒漫画。 太いペンタッチで、描かれた、抽象的な感じのする、独特なグラフィックで、神を裁判にかけたり、神のロゴを作ったり、神の本を出版したり、神のテーマパークを作ったりする、人間達の姿を追いながら、作品は展開してゆきます。
『神』の存在を通じて、人間社会を風刺するというのが、本書の狙いのようですが、ラストは、中々面白いと思ったものの、人間風刺という点では、どちらかというと凡庸。 現代社会に対する風刺を、『神』に、当てはめただけで、内容そのものには、斬新さは感じられませんでした。 又、中身の無い、テキストが多すぎるように、私には、思われました。
人間にとっての『神』の定義、そして、現代社会風刺の、どちらの面でも、中途半端さばかりが、目立ってしまい、私は、好きになれませんでしたが、本書は、2010年に、『Grand Prix 2010 de la Critique Bande Dessinée (フランス漫画批評家&ジャーナリスト協会グランプリ)』を受賞しており、フランスでは、高い評価を受けています。
【きわめて個人的な本の評価】
総合評価 : 2.5/5
ストーリー : 2.5/5
グラフィック : 3/5
ストーリーボード : 2/5
フランス語難易度 : 4/5(易<難)
読みごこち : 2/5(難<易)
ストーリー : 2.5/5
グラフィック : 3/5
ストーリーボード : 2/5
フランス語難易度 : 4/5(易<難)
読みごこち : 2/5(難<易)
【関連記事】
【外部リンク】
2010年10月21日に一部修正。 2013年5月22日に【外部リンク】追加及びレイアウト修正。
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