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フランスに住んでいるので、色々な実用書を読む事はあるのですが、情報収集をする事はできても、どれもこれも、本としては今ひとつ。 ブログで紹介したいと思う本に巡りあう事はめったにありません。
そんな私が、今日、紹介するのは、偶然、図書館の旅行ガイドの棚で見つけた、ちょっと変った、漫画「Les mauvaises gens」の舞台になっている、『Mauges(モージュ)』と呼ばれている、ロワール河南部のアンジェとナントの中間あたりの土地を対象としたハイキングガイドです。
45分から2時間の6つの短いハイキングコースが、
第1巻では、
Champtoceau
Liré
Les Recoins, Le Fuilet
La Poterie, Tillières
Montfaucon
Montrevault
Le Doré
Villedieu-la Blouère
の8行程、
第2巻では、
Maulévrier
Saint-Philbert-en-Mauges
Beaupréau
Chemillé
Saint-Florent-le Vieil
Montjean-sur-Loire
の6行程紹介されています。
私はウォーキングが趣味なので、ヴァカンスや、週末を利用して、あちこち歩き回っているためハイキングのガイドブックは、かなり読んでいるのですが、本書は、そんな私が初めてお目にかかった、ちょっと異色なタイプのハイキングガイドブックです。
このガイドブック、なんと、全頁に、水彩画のイラスト入り。 水彩で描かれているハイキングの地図、ハイキングの行程で出会う風景や、モニュモンの水彩画、それに合わせて、ハイキングの出発点の村の成り立ちや、モニュモンの感嘆な説明が描かれています。 水彩画には、どことなく素人ぽさが感じられ、手作り風な雰囲気が漂っている本です。
このガイドブック、84ページしかないのですが、画用紙風な紙をスパイラル状の針金でくくった、スケッチブックのような表装になっているので、ちょっと重め。
それでも、手にもって歩くのに不都合無い大きさなので、勿論ハイキングをするためのガイドとして使う事も出来ますが、実際に歩かなくても、読むだけで、実際に、ハイキングしたような気になれる、稀なハイキングガイドブックです。
『Mauges(モージュ)』のような、何もない(と、今まで思っていた超田舎の)土地に、こんなに見るところがあったなんて、びっくり。
ロワール河沿いの、美しい風景、教会や古城や遺跡、などをメインに、見落としてしまいそうな、教会の彫刻、色々なタイプの窓の形、野の花や、野鳥、などの水彩画が、たっぷり。
おまけに巻末には、切り取ってポストカードとして使える水彩画が2,3枚ついています。
これだけ、カラーのイラストが入って12ユーローとは、お買い得だと思った、ステキなアイデアのハイキングガイド。 このガイドブックは、モージュ周辺の地区の環境整備を管理している団体から刊行された本なので、モージュ版しかないのが、とても残念です。
フランスの郷土史研究に興味のある方には、勿論の事、実際行く事は出来ないけれど、フランスの田舎をハイキングした気になってみたい、なんてお思いの方に、お勧めしたいガイドブックです。
この本の詳細は、LE CPIE LOIRE ET MAUGES のサイトの下記のページをご参照下さい
http://www.cpie.paysdesmauges.fr/publications.php?page=publications_editions&id=51
【こんな人にお勧め】
ちょっと変わったフランスの田舎のハイキング・ガイドを読んでみたい方。
【きわめて個人的な本の評価】
2010年11月02日に一部加筆修正。
そんな私が、今日、紹介するのは、偶然、図書館の旅行ガイドの棚で見つけた、ちょっと変った、漫画「Les mauvaises gens」の舞台になっている、『Mauges(モージュ)』と呼ばれている、ロワール河南部のアンジェとナントの中間あたりの土地を対象としたハイキングガイドです。
45分から2時間の6つの短いハイキングコースが、
第1巻では、
Champtoceau
Liré
Les Recoins, Le Fuilet
La Poterie, Tillières
Montfaucon
Montrevault
Le Doré
Villedieu-la Blouère
の8行程、
第2巻では、
Maulévrier
Saint-Philbert-en-Mauges
Beaupréau
Chemillé
Saint-Florent-le Vieil
Montjean-sur-Loire
の6行程紹介されています。
私はウォーキングが趣味なので、ヴァカンスや、週末を利用して、あちこち歩き回っているためハイキングのガイドブックは、かなり読んでいるのですが、本書は、そんな私が初めてお目にかかった、ちょっと異色なタイプのハイキングガイドブックです。
このガイドブック、なんと、全頁に、水彩画のイラスト入り。 水彩で描かれているハイキングの地図、ハイキングの行程で出会う風景や、モニュモンの水彩画、それに合わせて、ハイキングの出発点の村の成り立ちや、モニュモンの感嘆な説明が描かれています。 水彩画には、どことなく素人ぽさが感じられ、手作り風な雰囲気が漂っている本です。
このガイドブック、84ページしかないのですが、画用紙風な紙をスパイラル状の針金でくくった、スケッチブックのような表装になっているので、ちょっと重め。
それでも、手にもって歩くのに不都合無い大きさなので、勿論ハイキングをするためのガイドとして使う事も出来ますが、実際に歩かなくても、読むだけで、実際に、ハイキングしたような気になれる、稀なハイキングガイドブックです。
『Mauges(モージュ)』のような、何もない(と、今まで思っていた超田舎の)土地に、こんなに見るところがあったなんて、びっくり。
ロワール河沿いの、美しい風景、教会や古城や遺跡、などをメインに、見落としてしまいそうな、教会の彫刻、色々なタイプの窓の形、野の花や、野鳥、などの水彩画が、たっぷり。
おまけに巻末には、切り取ってポストカードとして使える水彩画が2,3枚ついています。
これだけ、カラーのイラストが入って12ユーローとは、お買い得だと思った、ステキなアイデアのハイキングガイド。 このガイドブックは、モージュ周辺の地区の環境整備を管理している団体から刊行された本なので、モージュ版しかないのが、とても残念です。
フランスの郷土史研究に興味のある方には、勿論の事、実際行く事は出来ないけれど、フランスの田舎をハイキングした気になってみたい、なんてお思いの方に、お勧めしたいガイドブックです。
この本の詳細は、LE CPIE LOIRE ET MAUGES のサイトの下記のページをご参照下さい
http://www.cpie.paysdesmauges.fr/publications.php?page=publications_editions&id=51
【こんな人にお勧め】
ちょっと変わったフランスの田舎のハイキング・ガイドを読んでみたい方。
【きわめて個人的な本の評価】
作品評価 | : | (3.5/5) | |
フランス語難易度 | : | (2/5) | 易<難 |
読みごこち | : | (4/5) | 難<易 |
2010年11月02日に一部加筆修正。
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